| 造り手:セネシャリエール 産地:フランス ロワール |
| トイレもない、屋根もない、でもワイン造りの情熱はあふれるほど芸術家肌のペノ氏。彼独自の新しい手法を用いて従来のミュスカデを超えたワインを造り出しています。繊細さ、複雑さ、柔らかさを併せ持った素晴らしいミュスカデです。樹齢50年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュ(古樹)は必飲!各種コンクールのときは、彼ワインはまだ熟成中。それ故に全く無名ですが、飲めばわかる本物の旨さを持っています。究極のミュスカデ製法、「ニュイタージュ」彼の手法の一つがニュイタージュ。直訳すると「夜間作業」。Co2を充満させたタンクに房付きのブドウごと入れて発酵させることにより、空気に接することなく発酵が進むのでSo2を極力控えることが出来ます。その結果、ブドウ本来の果実風味豊かなワインができるようになります。また、ブドウの皮の内側で発酵するため、アミラーゼなどの皮にふくまれるアミノ酸を効率よく注出できます。 |
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しかし、気温の低い夜間3時頃の作業となるため収穫時期は大変な重労働となります。
ペノ氏もフランス人で夜中の3時に働いている人間も珍しいんじゃないかと言っています。
ブドウ栽培でも牡蠣の殻を砕いたものを畑にまく・・(写真下・これはもらってきた殻の山)という作業を行ないます。これによって、太陽光を反射させより熟させたり、やや酸性の土地を中和させたりといった効果があります。とにかく、いいワインを造るためには思いつくこと全てを行なってます。生産本数も本来7,8万本あるところを3万本しか出荷してません。なぜかって、納得したものしか出したくないからとか。
でも情熱の造り手はやはり貧乏だった!ワイン造りは得意でも、経理の方はちょっと苦手なペノさん。レストランに請求書を出さずにいて支払いを回収できず、会社更生法を摘要する始末。'97に初めて訪問したとき醸造所のテラスの屋根に穴が空いていました。もちろん今もそのままです。醸造所にはトイレもなく、しかたがないので有機肥料といいながら畑で用を足してしまいました。しかし、彼には納得のいくワインを造るということしか頭にありません。少年のような目でワインワインについて語る姿が印象的でした。
まさに南のポール・デュランと北のマルク・ペノ、生活を顧みず、ワイン造りに命を燃やす、フランスのツートップです。
ペノさんからのメッセージ 「私にとって、ワイン造りはモードのデザイナーと同じです。たとえ売れるワインであとうと、自分のセンスに合わないワインは造りません。まず、自分自身が気に入るワインであることが第一条件なのです。」 |
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