この日記を始めようと思い立ったのは、極私的なところからでした。
板前という職業柄、毎日沢山の食材に触れているのに、意外とその出所や生産地域が把握出来ていないものが多い自分に最近気づきはじめたからです。
そこで、私自身地元生産者のもとへ赴く機会を作りつつはあるのですが、町中育ちの私にとって、生産者のお話のなかでなかなか理解しにくい事も多いのが現状です。
お百姓さん達の中で熱心な方は、私どものような料理屋やレストランにもよく勉強に来られますが、私たち料理人が産地に向かうことは少ないように思います。
一方通行ではなく、私たち消費者が少しでも生産者の立場に近づくことも大切なのではと考えて企画したのが、この「直ちゃんのお百姓日記」です。
私にも本業があるので、そんな企画を実行するにも色々と制約があり、無理の聞いていただける場所を考えたら、妻の実家が兼業農家をしていることに気が付きました。
すぐ義父にこの話を連絡すると、少し時間をおいて結果的に快諾してくれました。
少し時間をおいて・・・というのは、義父自身農業に関してはあくまで副業で、本業の残りの時間で作業をするほどのことで、とても公表するほど専門的な栽培方法をとっていないからというのが理由でした。一般に完全有機・無農薬栽培については賛否両論があり、私どもが最も関心の深い部分の一つですが、今回この企画については義父が通常行っている方法(有機+無機・低農薬或いは無農薬栽培)でいつも通りに進めて行こうと思います。それが、この生産者(義父ですが、)の立場に少しでも近づける最良の方法だと考えたからです。
専門家や農業事情にお詳しい方には、さまざまな異論もあることとは思いますが、その辺りは多めに見ていただき、私が徐々にでも百姓化(?)していく姿を見てご意見でも下さいましたら幸いです。
なお、今回作業のお手伝いをさせていただく場所は、大阪府堺市の泉北地域の河岸段丘に位置する約25平方メートルの小さな畑。南北に雲形にひろがる水田の北側の一部分を仕切って畑にしており、弓形をしているので、クロ・ド・アルク(弓形に囲まれた土地)と勝手に名付けました。通称アルク(これであっているのかどうかわかりませんが、これも独断で)。
ここで、まずは大根の栽培をし、たくあん漬けにする予定です。
この地以外に出かけた場合も農業関係のことは書いていきますのでお楽しみに。
それから、全く関係ないのですが、私のその日の体重も書き添えております。巨漢(100s)の私が、農作業をすることで体重の更新(?)がどの程度できるかも笑って見てやってくださいね。
ご意見、ご提案、励ましなどございましたら、何でもメールしてくださ〜い!! |
| 「地野菜とビオワイン」 地野菜農家担当 上野 直哉 |
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